雑誌『世界』年6月号に
朝日新聞松本支局長の伊藤景子さんが書いています。
『世界』のホームページから紹介します。

いかにして脱「脱ダム」は行われたか
――長野新県政と監視委員会――

 公共事業漬けの県政からの脱却として「脱ダム」を宣言した田中康夫氏を破り、村井仁氏が長野県知事に就任してから半年後のことである。以前、公共事業評価監視委員会が建設中止の意見書を出していた浅川ダムの建設計画が復活した。それ以降、県の強引なダム計画の推進と監視委員会飛ばしが始まった――。
 ムダな公共事業を見直すために置かれた監視委員会をするなら、そもそも委員会は何のためにあるのか。なぜ県は膨大な借金を抱えながら、浅川ダム建設を急ぐのか。脱「脱ダム」の行方を追う。

いとう・けいこ 朝日新聞記者。


その中にこんな一節があります。

  今本博健・京都大学名誉教授が、
  面談した村井知事に、「ムダなダムではないですか」と忠告した。
  今本氏によれば、知事は
  「お話はよく理解できる。しかし、政治判断でやらざるを得ないのです」
  と答えたという。


村井知事がお好きな「政治判断」とは何と都合のいい言葉だろう。