昨夜のこと、メールチェックをしたら「市議会の海外視察」と件名が付いたメールがまいこんだ。メーリングリストからの投稿で、長野市在住の野池さんからのものだった。
メールには「長野市をエリアとする「長野市民新聞」があります。ここへ定期的にコラムを書いていますが、今週のコラムはずいぶん面白がってもらえたので、また長野市議の実態を知ってもらうためにも、ここでその記事を流すことにしました。」とあり、そのコラムが引用されていました。
さっそく野池さんに転載許可をいただき、私のブログでも紹介することにしました。
こういうことこそ「情報公開」して、議員はもちろん、市民も「こんな議員を選んできた事実」を直視し、反省をしてもらわなければと思っています。
◆市議会の海外視察 野池元基 (長野市民新聞 2006年2月14日掲載)
長野市議会の海外視察が今年度から復活したので、またもや社会情勢に反して税金のムダ使いをするのか、とあるメディアに疑問を投げかける記事を書いた。すると、市議の一人(新友会)からご批判をいただいた。
自分は今度の市議会で、視察に関わる質問を行う予定だ。記事で意見を述べるならば、それを聞いてからにすべきだろう。そんな注文が付いてきた。
ぼくは議会運営委員会での視察に関する審議を傍聴し、報告書も読んでいた。取材なしで記事を書いたわけではない。しかし、議員の注文ももっとも。きっとよっぽど中身が濃い質問をするのだろう、そう考えることにして、12月議会へ傍聴にでかけた。
視察に関する質問は何項目かあったが、聞いていてクラクラした最初の質問を紹介しよう。なお、視察地はフランスほか欧州。費用は約70万円なり。
質問は解説から始まった。フランスの地方自治の基本的単位はコミューンで、9割が人口2000人未満。フランス政府はコミューンの合併を進めようとしたが、うまくいかなかった。コミューンには200年の歴史があり、住民の結束が強かったのが理由だろう。
そこから次のように質問は展開した。長野市は1町3村と合併した。旧町村の人たちの気持ちは、コミューンの歴史を大切にする思いに通じるだろう。その気持ちを考え、新市の一体感を促進する必要がある、と。
そして具体的な施策の提案となった。クラクラしたのはここだ。「長野市の市歌を活用することを提案します。すばらしい曲ですが、一点注文をつけますと、曲の最高音が高すぎるので、全音下げていただきたい。ト長調をヘ長調に移調すれば歌いやすくなります。ご検討ください」。以上。
聞くところによると、会派の同僚議員は後で「いい質問だった」と褒めたとか。まあ、ここまで事細かに注文するとは、よくぞ研究したと感心しなくもない。
しかし、フランスに行かずともこの質問はできるのでは、という素朴な疑問がわく。今年度、県内で海外視察を実施した市は3つだけ。視察費用は長野市議会がダントツ。来年度も新友会3人、市民ネット1人が視察に行く予定だ。
(注)
ここに出てくる新友会は、議会で半数近くを占める最大会派です。
市民ネットは社民党を含めた4人の会派。
また海外視察をしている3市とは、長野市、松本市、東御市です。