本日、雑貨屋で見つけたマガジンアド(雑誌広告)。
(マガジンアドとは、1930~1970年代のアメリカの雑誌のアーティスティックな広告のこと。)
なんと1970年のソニー(ニューヨーク)のトリニトロンカラーテレビの広告だったのである。
かわいいトリニトロンの説明イラストに、アンティークなダイヤル式のカラーテレビ。
宣伝文句は「Sony's difference」!
[ここにマガジンアドの画像を掲載予定]
幼い頃、父親と街の電気屋にテレビを買いに行った記憶がある。
1970年代だ。そして16型のソニーが我が家にやってきた。
「トリニトロン」である。父が、自慢気に光の三原色の説明をしていた。
ソニータイマーなどという言葉を尻目に、このテレビは長生きをした。
(このソニーの次のメインテレビはサラウンドスピーカーに惹かれDENONのテレビになったのは内緒)
さて、数ヶ月ほど前に、我が家のテレビが壊れた。
元々中古で1万円前後の間に合わせで買った古い東芝の29インチだったのだが、
あまりテレビを観ないとはいえ、テレビのない生活(特にサッカーの国際試合や大事件があったときなど)は不便だ。
中古もなぁーーー。と嫌気がさしてきたいたので、電気屋さんを見てまわることにした。
さて、店内には、液晶とプラズマばっかり…しかも高い…
いろいろみて回っているうちに気になりだしたのが、ソニーのスーパーファインピッチFDトリニトンなブラウン管。
デジタルハイビジョンを映しているスーパーファインピッチなソニーのテレビに視線は釘付け。
髪の毛一本一本の質感まで伝わってくるのである。
店員がいくら液晶をすすめようと、液晶のほうがクッキリだし画質はいいですよとか言われても耳に入らない。
液晶テレビのジャギーでガタガタしている空や水や微妙な色の再現性のなさにガックリ。あと、暗い部分と明るい部分にメリハリはあるのだが、同系色の区別がつかない。低音と高音ばかりをドンシャリと強調して良い音だとかいってるのと同じ次元なのである。
プラズマに至っては、黒いところがバックライトのせいでグレーに見えてしまうので、眼中になくなった。
フォトレタッチや細かな画像処理が必要な仕事柄、画像にはうるさくなってしまったものだ。
結局買ったテレビは県内最後の在庫だったらしい「SONY KD-32HR500」。ソニーのウェブカタログでも生産終了。
液晶やプラズマの何分の1かの価格でありながら、民生機のなかでは最高画質なのではなかったろうか。
そのかわり、一人で持ち上げられないどころか、角度調整すら重くて難儀するのはご愛嬌。
配達にきた人たちが「もうブラウン管の配達は(重くて)やだ!」と言っていたのが時代を物語る。
でも、もうこのテレビ、我が家の家宝ですよ。家宝!
時代に背を向けて、ブラウン管と生きていくことを決めてみました。
楽天で、この時代に敢えてトリニトロンなモニタを探す。